<第24回> 創部5周年記念特別例会
・実施日 : 平成24年9月23日(日)・24日(月)雨後曇・晴
・行  先 :美ヶ原 王ヶ頭 (2,034,3m)
・参加者 : 下川 和子・ 下川 博司・ 橋口 純男・ 倉原 政治・ 宇野久仁男・ 池田 俊明
        丸山 博・ 萩原 孝一
 創部5周年の記念として、山遊会初の1泊2日の山行を計画。「深田久弥の日本百名山」の1つでありながら標高2,000mまで車で行ける美ヶ原を選択。23日午前8時30分京阪藤森駅に集合し、高速バス名神深草バスストップへ。昨夜からの雨が上がらず不安が募る。8時56分ダイヤ通りバスに乗り込み松本へ向かう。途中多賀SAと阿智PAで休憩があるものの昼食は車中ですませる。13時35分少し早めに松本バスターミナルに到着した。14時30分ホテルの送迎車に乗り換え、ビーナスラインを経て1時間ほどで美ヶ原高原ホテルに着いた。すでに雨は上がっており途中少し青空も垣間見えたが、山上はガスがかかり周囲の展望はない。部屋に荷物を置き16時頃から15分ほどのところにある牛伏山(1,990m)を散策。尾崎喜八の肖像と「登りついて不意にひらけた眼前の風景にしばらくは世界の天井が抜けたかと思う。やがて・・・・」の詩のレリーフをカメラに納める。野外彫刻がある美ヶ原美術館まで足を延ばしたかったが、ガスが濃くなってきたため早々にホテルに戻り温泉で疲れを癒す。18時夕食、ジンギスカン鍋をメインに豪華な食事がテーブル一杯に並び大満足。19時30分からスライド映写会があり、ご主人の絶妙のト−クで美ヶ原の魅力と山のエピソードに聞き入り、瞬く間に1時間がすぎる。その後一杯やりながら談笑の予定であったがあえなくもダウン。
 翌24日は快晴、早朝5時に起き寒さ対策をして、ホテルから5分の美しの塔まで出かけご来光を拝する。その右方向には蓼科山と霧ヶ峰、さらに右奥に富士山を望む。美ヶ原山頂は本州第3位の面積を有する牧場で、現在300頭余りの牛を放牧しているとのこと、視界が開け清々しい。ホテルに戻り6時15分ホテルのご主人の運転で王ヶ鼻に向かう。板状節理の岩壁がせり出したところで、360°の展望があり、国内で百名山が一番多く望める場所とか。条件がよければ鳥海山まで見えるとも。眼下には松本平が一望できる。ホテルに帰るとすぐ7時30分から朝食で、山小屋には珍しい洋食も満足のゆく内容であった。午前9時にホテルを発ち王ヶ頭まで車で通った道を歩く。9時50分三角点に到着、恒例の記念撮影を済ませる。10時来た道と平行したアルプス展望コースを辿り百曲り園地に10時45分に着き小休止。ここから百曲りを経ていこいの広場(1,420m)まで下山。途中11時30分県民の森キャンプ場で一息入れ、12時45分いこいの広場にあるセンターハウスに着いた。あいにく店は閉まっており、外で弁当を食べ待つこと暫し13時15分ホテルの車に拾ってもらい、14時に松本バスセンターまで戻ってきた。バスセンター地階でお土産を買い込み、15時発大阪行き高速バスで深草バスストップに19時30分頃に到着。順調な走行で20分ほど早く帰りついた。23日夜の星空観察は不発に終わったが、24日は晴天に恵まれ充実した山行となった。