4月はそれぞれに行事が重なり結局5名での山行となった。JRバス周山行京都駅発午前7時50分に乗り合わせ、高雄では槇尾山の満開のミツバツツジの群生を車窓から眺め、9時15分新設駅の細野口で下車、トレイルコースの細野(標識1)に向かう。9時25分出発、今回は逆回りで標識92から林道に入り、ひと山越えて10時35分魚ケ渕(標識79)へ降りた。上桂川に架かる吊橋と桜の名所で、こちらも満開の桜に三脚を構えるカメラマンや写生のグループで賑わっていた。われわれも記念写真を1枚撮り、車道を柏原(標識75)まで歩き、11時15分下谷林道の上りに取り付いた。昨秋の18号台風の影響か、豪雨に洗われ荒れた道を進み標識71−2からサブコースをとり黒尾山を目指す。以前はかすかなふみ跡があったが、岩と木立を頼りに這うように登り、下界から聞こえる正午のサイレンと同時に山頂(標識S1)に着いた。恒例の記念撮影をすませ、木間からみえる地蔵山と竜ヶ岳を眺めながら昼食とする。12時40分出発、尾根を少し歩き急坂を下って黒尾林道にでた。周山城址へ向かう道に、野生種であろうか沈丁花が群生しており、小ぶりの白い花を咲かせ、あたりにかぐわしい匂いを漂わせていた。小姓丸の見事な石垣や井戸跡を見ながら13時17分本丸跡(標識S6)に到着。周山城は1579年(天正7年)丹波平定を命ぜられた明智光秀が築城した山城で、二ノ丸跡、馬場跡を通り13時40分麓の林道(標識S9)に出た。予定したより早く下山でき、周山発14時10分のバスに乗るべく道を急ぐ。14時少し前にバス停に着き、待っていたバスに乗り込む。地元住民待望の栗尾トンネルを通り、再びミツバツツジに感嘆、京都は何処も春爛漫である。福王子バス停手前から渋滞で動かなくなったが、それぞれ無事に帰宅した。 |